増える2号移行にどんな支援ができるか
それが当社の今の課題
大阪府の株式会社中鉃では、2013年から受入れを開始し、現在も多くの外国人を雇用しています。今回は、同社の今森専務とベトナム人2名の声をご紹介します。 (2024年4月10日取材)
企業プロフィール
| 所 在 地: | ⼤阪府⾼槻市野⽥東2-2-1 |
|---|---|
| 事業内容: | 鉄筋⼯事業 |
| 従業員数: | 51名 (内:特定技能15名 技能実習9名 ベトナム人、インドネシア人) |
| Website: | https://www.nakatetsu.jp/ |
| 初期導入: | 寮の確保 生活家電一式 生活用品一式 ⾃転⾞ Wi-Fi環境 携帯電話 送迎⽤⾞両 生活指導員 など |
給与イメージ
- 特定技能(月額基本給)
約26万円 - 技能実習(月額基本給)
約19万円
受入企業 Interview
専務取締役
今森 茂美 氏
受入れを決めた理由は?
きっかけは、地元高校からの応募が少なくなったこと、そしてもうひとつが、採用後の離職率の高さです。入社しても1、2年でほとんどの人が退職する状況が続き、このままだと会社としての生産力が落ちてしまう恐れがありました。そんな時に、社長から「外国人材はどうだろう?」という話が出たのですが、誰も受入れに詳しくなく、情報収集から始めました。
受け入れて良かった点は?
受入れを始めるにあたって、まず必要だったのが就業規則や社内ルールの見直しです。組合からのアドバイスを受けながら一つひとつ確認していき、曖昧になっている部分はないか、また、日本人だけが優遇されている規則はないか、チェックするよい機会となりました。
受入れ後の工夫や、気をつけていることは?
初めてベトナム人を受け入れた時、ベトナムの言葉を覚えようと社員みんなで勉強をしたのですが、まったく覚えられませんでした。その経験を踏まえ、インドネシア人を受け入れることになった際に、言葉が無理ならせめて文化を知ろうということで、勉強会を開きました。知り合いのインドネシア人を招き、イスラム教や生活習慣などを社員全員で学びました。
導入予定の企業へメッセージをください。
受入れを始めることは、自社を見つめ直すタイミングにもなると思います。受入環境を整えるにあたって、あらためて自分たちの会社の魅力を掘り起こし、それを海外へどのようにアピールするか。そうしたことを考える機会が多くなるはずです。会社の魅力づくりは日本人の定着率をアップさせることにもつながり、結果的に企業価値を高めることにもなる。最初は大変ですが、挑戦する価値は間違いなくあると思います。
現場で働くみなさんの声
日本での仕事や生活、またこれからの目標について、特定技能2号として働くベトナム出身のクエットさん、フーさんにお話を伺いました。
クエットさん
生まれた子どもに、日本の海を見せてあげたい
2023年に優秀外国人建設技能者賞を受賞したクエットさん。授賞式が行われた東京で、今森専務と立ち寄ったのが完成したばかりの麻布台ヒルズでした。「旅行気分を味わえたので、受賞と同じくらいうれしかったです」。子どもが生まれたばかりで、家族との旅行が今から楽しみなのだとか。「もう少し大きくなったら日本のきれいな海を見せてあげたいです」。
フーさん
関西弁が興味深くて大好き、なんでやねん!
日本語が上手な特定技能2号のフーさん。最初は関西弁に苦労しましたが、今では標準語と使い分けられるそうです。「関西弁が大好き、なんでやねん!」。2019年に結婚した6歳年下の奥様とは、実は同じ村の出身なのだとか。「村にいた頃、彼女は子どもでしたが、日本でがんばる姿に惹かれました。帰国して村の人たちに結婚報告したら驚いていました(笑)」。




